赤の日

今日からいよいよ１２月、でもピンと来ませんが・・・

今朝のウォーキング途中、行きも帰りも救急車と出くわしました。渋滞の始まりかけた７時半頃、国道沿いを歩いていると、後ろからケタタマシイ音が！

赤信号の交差点を突っ切る時には‘ご協力ありがとうございます’とマイクから大きな声、あっと言う間に私の横を走り去って行きました。

後ろから見ていると、２車線の右側の車が徐々に、しかも綺麗に左側へ寄って行きます。わぁ～、すごいなぁ・・・と呟きながら思い出したのは、２５年前の１２月でした。

長男が７ヶ月の時、熱性痙攣で突然ひきつけを起こしました。ニコニコしながら抱かれていた顔が急に目を見開き、身体を後ろにのけぞらせ、固くなってしまったのです！

えっ、何？なに？？？？新米のパパとママはいったい何が起こったのか、さっぱり分かりません！もうパニックです！！すぐにかかりつけの小児科に電話をしましたが、先生は留守！奥様が救急車を呼びなさいと言われ、生まれて初めて１１９に電話をしました。

幸いすぐに救急車は到着、訳の分からないままに夜間の救急小児科に！師走の夜の国道は車も多く、ただただ早く病院に着いてほしいと前を見る私の目に映ったのは、３車線の真ん中を走る救急車の前がどんどん開けて行く光景でした。

それは、まるで以前観た映画‘十戒’の海の場面、杖を一突きすると海面が左右に分かれて行く場面です。

ルールとは言え、一台の救急車を通すためにその場にいる人がみんなで助けてくれる・・・

救急車を見かける度に、今でもその時のことが頭に浮かびます。幸い、長男は突発性発疹のための高熱だったので、大事をとって発疹が治まるまで入院、退院したのは１２月２４日、クリスマス・イヴの日でした。

お祝いに小さなクリスマスケーキを買って、ホッとしたことを覚えています。

サンタさんの赤は幸せな気分に浸れますが、救急車のサイレンの赤は、何度見てもドキッとします。

今から忙しくなる季節、皆様くれぐれもお身体を大切に・・・