2009年12月15日火曜日

年をとって分かること


ウチから近いけど、ちょっと離れたところにある和菓子屋さんは、静かな住宅街の一角でひっそりとお店を開いています。

ここに来た頃、長男の友人が長男を連れて行ってくれたそうで、最中が美味しかったと言うのです。箱買いではなく、あくまで自分が食べるために一個、二個と友人は買いに行っていたようでした。

‘そんなに美味しいんなら、今度買って来て!’と頼み、何年振りかに最中を食べたような気がします。美味しかったぁ・・・最中ってこんなに美味しかったのだろうかぁ・・・

子供の頃、おかきは大好きでしたが、和菓子の中で最中が一番嫌いでした。何が美味しいんだろう・・・?と不思議に思っていました。

それが・・・40を過ぎた頃から変わって来ました。あのパリっとした皮を噛むと、中にはねっとりした餡が糸を引くように伸びる。上あごに皮がペッタリくっ付くのも昔はイヤだったのですが、皮の香ばしい香りのほうが口の中に残り、あまり気にもならない・・・

今日、久々にその和菓子屋さんに行って、ゆず入り最中を買いました。やっぱり美味しいです!

年をとるって、こういうことなのかなぁ・・・

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