2009年12月14日月曜日

自分の常識、他人の非常識


いつもは‘ラジオ深夜便’を聞きながら入るお風呂ですが、今日はちょっと早く入ったら、‘真打競演’の時間で、ちょうど浪曲漫談をやっていました。

先日、夜の教室でラジオをかけていたら、番組のゲストのリクエストで浪曲が流れて来ました。すると1人の生徒さん(30半ば)が‘何~!これ?’というので、冗談かと思って‘浪曲でしょ?’と言うと、‘えっ?浪曲?’‘浪花節とも言うけどね!’‘浪花節って、あの・・・浪花節だよ、人生は・・・の浪花節?’

‘そうよ、えぇっ!ホントに知らないの?聴いたことないの?’‘聴いたことない・・・’もう1人の生徒さん(やはり30半ば)も‘名前だけは聴いたことありますが・・・’

そうかぁ・・・時代はそういうことになっていたのかぁ・・・ちょっとショックの私・・・今は、NHKのみんなのうたで、子供店長の加藤クンが‘かつお節だよ、人生は’というのを可愛く歌っているのですが・・・

遥か昔、高校生の頃、堤防に囲まれた住宅地に住んでいた私は、夏休みに朝早く自転車で堤防に散歩?に行くのが趣味でした。

早朝の海は波静かで、シ~ンとした海面を見ていると、さよりが小さな群れを作って泳いで行くのが見えます。遠くで漁に出る船が、微かな音を立てながら進んで行くのを、堤防に座って眺める時のお供が、トランジスタラジオから流れる‘おはよう浪曲’でした。

喉太い広沢虎造の清水次郎長伝、良かったですねぇ・・・と、この話をしたら、生徒さんにはビックリされましたが・・・

いけないとは分かっていながら、自分の常識を押し通してしまいそうになる。マズイです!

後日ミニ忘年会の後カラオケに行って、山口百恵さんの歌の中で唯一歌える‘乙女座宮’を歌ったら、これまた‘聴いたことがない!’と先述の二人に言われ、サビの歌詞が超受けました!

やったぁ・・・私の十八番にしようかな!

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