2010年8月14日土曜日

お盆に思うこと


今日はお盆の中日、近所でもあちこちで親子3世代が揃ってお墓参りや買い物に出かける光景を目にしました。

我が家は義父母が行けないので、3人で先祖のお墓参り。

さて、広島のお盆と言えば、何と言ってもカラフルな灯ろうでしょう。

遠くから見ると、ほんとににぎやかで、まるで何かのお祭りです。

しかし、今日の新聞にもありましたが、お寺側としてはなかなかの困りごとのようで・・・

実家のお寺でもかなり前に自粛要請があり、やめていたのですが、弟は‘やっぱり寂しい’とまた復活させてしまいました。

長い風習でもあり、完全にやめるのは大変でしょうねぇ・・・

さて、お盆で思い出すのは昔実家の母から聞いた話。

私の両親は山口出身で、あの辺りは確か浄土宗、広島の多くの浄土真宗ではありません。

以前にも書きましたが、私の弟はひとり生後3ヶ月で亡くなりました。

初盆を迎え、両親がお墓の掃除に行くと、例の灯ろうが派手派手しく立ててあります。

初めて見るもので、とっても驚いたそうです。

しかも、白ばかりのお墓と、色付きのお墓とに別れ、両方立っているお墓はありません。

二人はどうやって色を決めるのか、さっぱり分からなかったそうです。

色々頭を捻って、父が言いました。‘一番にお参りする人は好きな方を持って行き、その後お参りした人は、先にお墓を見に行ってどちらの色が立ててあるか確認して、自分が違うのを持って行ってたら、急いで買い換えてお参りするんだ!’

これは真面目な話です・・・

なかなか面白い父親だとは思っていますが、風習とは大変なものです・・・

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