思いがけない御招待をいただき、今日はパンフルート奏者、岩田英憲さんのプライベートコンサートに行かせていただきました。
春にも一度、蒲刈であったコンサートに行ったのですが、今日はホントに小さな場所だったので、口元の息遣いまで良くわかりました。
コンサートがあったのは、以前にも一度紹介した‘鶏肋堂’という古い米蔵のギャラリー・・・岩田さんもここに来ると心が落ち着くと仰っていましたが、ほんとにそうなんです。
決して音響など良くはなく、隙間だらけの空間なのですが、その中で聴くパンフルートの音色は、蔵の前を流れる川の音とも重なって聞こえて来るようで、まさに風のささやき・・・
心地よい演奏を聴いた後は、皆さんでお茶をいただきながら、色々な質問をしたりおしゃべりをしたり・・・30年以上も前、フルート奏者としてウィーンでオーケストラに入っていた時、偶然聞かせてもらったパンフルートの音色に一目ぼれし、まだ共産主義時代のルーマニアに留学し勉強をされたこと、特高警察のような役人に逮捕されそうになったことなど、ただ情熱のみで進んで来られた様子をお聞きしました。
なかなかこのようなチャンスに出会えることはないので、とっても貴重な時間でした。
更に、この米蔵が道路拡張でたぶん来年にはなくなるであろうお話も聞き、一層心に響きました。
情熱を持ち続けること・・・見習いたいものです・・・
岩田先生、Fさん、ありがとうございました。
2 件のコメント:
ほんと!! 贅沢な時間でしたね。
それにしても、鶏肋堂がなくなるのは、
寂しいですね。
そうなんですよねぇ・・・何故かあそこは落ち着くんですよぉ・・・
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