2015年1月19日月曜日

これで良いのだ!

今やパパになった次男が幼稚園の年少組の秋だった。
久々にカープの消化試合をノンビリ見て気分良く家に帰ったら、留守電のランプがチカチカ点滅している。
何かと思って再生すると実家の父からだった。
「お母さんが足に大ケガをした」というメッセージ!
ビックリして(近くに住んでいたので)飛んで行くと、片足を包帯でグルグル巻きにされた母が布団の横に松葉杖を置いて寝ていた。
どうしたの!!と理由を聞くと、道路を隔てて二棟ある商業施設の陸橋を渡り、外階段を降りようとしたら、空き缶が転がっていて、それを踏んで滑って、落ちたのだ!
先に踊場に降りていた父は、「あっ!!」という母の声に振り向き、上向きで頭から落ちて来た母をとっさに抱きかかえ、危機一髪で頭は助かった。
が、向こうズネは階段の角で皮が剥け骨が出て、すぐに救急車で運ばれ、縫合手術してもらった。
本来なら入院して方が良いはずだが、毎日通うと言うことで帰って来たと言う。
翌日から、次男を幼稚園に送った後、実家に行き、母を病院に連れて行った。
しかし、さすがに通うのは疲れるし、家にいると安静にと言っても動く!
結局、数日で、嫌がる母を強制的に入院させた。
それからひと月半、先生の嫌な予感は当たり、縫合した逆三角形の部分には血が通わず、見事に壊死!
結局、皮膚移植の手術を再度行い、退院したのはその年の大晦日だった!
とまぁ、何でこの話を出したか・・・
遡ることその年のお正月過ぎ、お年玉付き年賀状の当選番号が発表されました。
「いつも切手ぐらいしか当たらないから、見るのが面倒くさい!」と母が言うのを、「まぁ、切手でも良いから、一応見てみたら?」
と父が言ったので、渋々見ていると・・・
何と!!
一等が当たっていたのです!!
今年の一等は現金一万円だそうですが、当時は違っていました。
出始めたばかりのBSチューナー付きの大型テレビか旅行券だったのです!
これは結構な金額なのですよ。
で、父がせっかくだから、記念に形があるものを貰おうということで、テレビにしました。
こんなこともあるんだねぇ・・・と、くじ運の悪い身内の話題に上ったのはもちろんのこと、当分ワクワクしていました。
さて、入院中、病院に行く度に母は言いました。
「人間、良いことがあったら、必ず悪いことがあって、結局プラマイゼロになるように出来てるんよね!」と・・・
確かに、年始めにウン万円の景品が当たって喜んでいたら、年末にはその何倍もの入院費を払うハメになったのですから・・・クワバラ、クワバラ・・・
今年、我が家で当たったのはたった一枚、まぁ、こんなモンでしょ!
そう言えば、今度10億円当たる宝くじが発売されるってポスター、見ましたワ

0 件のコメント: