2014年5月27日火曜日

達成感!!

結局、昨日の雨の午後からは、ごそごそしながら最終的に一番時間を割いたのはこれ、柑橘類の皮剥き作業でした!!
冬場のみかんなら、こたつの上に山盛りあってもあっという間になくなりますが、甘夏、文旦、夏みかんなどの分厚い皮の柑橘類はいつまで経ってもそのまま・・・
せっかく頂いたのに、「にらみ菓子」状態のままです。
なので、時々まとめて剥いて、すぐ食べられるようにします。
昨日はそんな作業にはもってこいの午後、NHKのラジオ第1を聴きながら、モクモクと剥き続けました。
たまにするこの作業、嫌いではありません!
みずみずしいオレンジ色の半月が並び、綺麗なお花模様が出来、食べたい時にすぐ食べられるし、何といっても剥いた皮の山を見ると、沢山仕事しました!!っていう達成感がたまらないのです!!
草取りと同じです。
もう一つの楽しみは・・・40数年前の中学生の時の美術の時間に戻れることです。
息子を公立の中学校に入れて気が付いたのですが、私立の女子校だった私の母校の芸術教科は、今考えるとやっぱり変わっていたと思います。
月二回の2時限続きの授業の一回は毎回デッサン、あとの一回は毎月提出が決まりの、家で写生した絵の採点、もちろんクラスメイト全員の前です。
さらに期末だけの定期テストの「お題」は抽象画・・・これが大変なんです!!
いわゆる美術史などの授業は全くなく、したがって美術のペーパーテストは無し!!ひたすら絵を描くのみ。抽象画は中学校3年間で計9枚、そのうち今でもハッキリ覚えているのが3枚あります。
一枚は車の前のエンジンルーム、二枚目は結婚式の披露宴で持ち帰った「鯛の尾頭付き」を食べた後の骨の山、そして三枚目がこの写真、柑橘類の剥いた皮の山積みなんです・・・
まず鉛筆でこれをデッサンし、その上を黒の万年筆でなぞり、その後この黒い線を伸ばして行ったり、巻いて行ったりして、まるで神経細胞が増殖して行くように広げて行くのです。
大変だったけど、やり出すとどんどん創造する楽しさにハマって行くこの作業が私は好きでした。
最後に何ヵ所かをオレンジ色の絵の具で簿かして行き完成です!!
その時は毎回必死で追われていましたが、今になると、この時絞り出した創造の一滴が今の私を作っているんだなぁ・・・と、美術の岡田先生に感謝するばかりです。
食べてよし、眺めてよしのみかんかな・・・

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