うちの婆様

今日は陶芸教室でした。
基本的には「作って削って」の作業を繰り返すので、同じものを幾つか作る時は二週間前の作業と同じです。
前回、楕円のカレー皿を作ったSさんが続けて同じものをつくることにしました。
が、先週は再生粘土作りをしたので、三週間ぶりとなりました。
粘土の塊をトントン叩いて伸ばして行くのですが、何だか前回と違う・・・
ひっくり返すために粘土の下に敷いた板から粘土がはみ出る・・・
おかしいなぁ、おかしいなぁ・・・この前は何の不都合もなく広げて行って表面も綺麗になったのにぃ・・・
突然Sさんが「あっ！」と叫びました。
「先生！この前はシリコンのマットを敷いたんでしたね！」と、メモを見て言いました。
「そうだった！そうだった！全く忘れてた！！」と良く見えるハズだった棚の上の赤いシリコンのマットと同じく赤いシリコンのローリングバーを思い出しました！
全くもう、何にも覚えてないわぁ・・・
さて、今楽しみに読んでいる記事があります。
映像作家の孫と同居する祖母の日常を面白く綴った「うちの婆様」、何回か前の記事があまりに面白くて切り抜いていました。
何故なら、うちの義母が同じことをしているからです。
コレには参りました！
現在も続行中・・・
ホントは中身をお見せしていのですが、個人情報云々、プライバシーの問題もあるのでそれはやめておきますが、まぁ、驚きます！！
あったこと、見たこと、聞いたこと、全てのことを逐一書き綴っているのです。
しかも、老眼の私には「良く見えるはずの強度の老眼鏡」をかけても困難を極めるぐらいに小さい字なのです。
義母は近眼なので、いつもメガネはかけていますが、新聞などを読む時は87才になった今でもメガネを外して近づけた方がよく見えると言います。
「お義母さんスゴいねえ！良くこんなに細かに書けるねぇ・・・」と言うと、「書いとかないと、今やったことをすぐ忘れてしまうんよ！自分がだんだんボケて行くのが分かるんよ」と笑いながら言います。
「自分で分かるぐらいならボケてないよ！」と私も笑いながら返します。
始まりは2012年の暮れ辺り、時々ノートを買って来て欲しいと言われるので、5冊組の大学ノートを渡しておきます。
今日もディサービスにしっかりとノートは持参！
私も色々とメモは付けてるんだけどなぁ・・・