2013年3月21日木曜日

住めば都

最近は三寒四温どころか毎日々ジェットコースターのようにお天気が変わり、体調管理が大変です!
今日でこの地に引っ越して来て丸13年経ちました。
長男中学校卒業、次男小学校卒業のタイミングで夫A型の実家に家を建て、年明けから長男の高校受験の準備、引っ越しの準備、あれこれの手続きと目まぐるしい毎日を送り、小学校卒業式の二日後に引っ越しました。
子どもたちは春休みで私の実家に行ったり、遊びに行ったりしていましたが、私は山のように積み重ねてある箱に身も心も押し潰されそうになって気持ちだけ焦っていました。
気持ちのどこかに家の前も後ろも山に囲まれたこの地が圧迫感でいっぱいで、生まれてからそれまで、着かず離れずの距離で海や川が近くにあることが当たり前になっていたので、暗い気持ちもありました。
なかなか荷物が片付かない中、ふと前の山を見ると、ホンワカとピンクの固まりが見えました!
えっ・・・もしかして・・・
そうです、それは桜、山桜だったのです。
今は全て宅地になり裾の方は見えませんが、その時は、毎日々日を追うごとに山の下から上に綿菓子のような桜のフワフワが広がって行くのです。
私は嬉しくなって、気持ちがパッと柔らかくなったのが自分でも分かりました。考えたら、それまではお正月、お盆休み、春休みの初めと来る季節がいつも決まっていて、桜の季節にはほとんど来たことがなかったのです。
それからは義父母が育てていた庭の花も季節ごとにだんだん分かって行き、自然の力の素晴らしさに感謝!近くの路地を歩いたり、前後の山にも登ったり、今まで気が付かなかったことの多さに驚かされています。
色々不便なこともありますが、住めば都・・・にするのは結局自分の気持ち一つなんだなぁ・・・と思えるようになりました。
水仙、こぶし、乙女椿、スノーフレーク、ムスカリ・・・
庭もだんだん賑やかになりました!

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