2013年3月15日金曜日

「食べる」を諦めない

我が家が購読している新聞の夕刊に、最近このタイトルで週一の連載があります。
病院の管理栄養士さんのエッセイなのですが、毎回「食べる」と言うことの大切さと難しさがヒシヒシと伝わって来ます。
義母はここ一週間毎日栄養剤の点滴をしていました。近くのかかり付けのおじいちゃん先生が毎日往診をして下さり、色々お話が出来て、ホントに助かりました。
二週間前は嘔吐下痢の症状が治まっても、食べることをほとんど拒否している感じで、それは生きることを拒否しているのと同じように思えました。
出て来る言葉は否定的なものばかり、食べたくない言い訳は日に日に増し、正直参りました・・・
辛うじて歩くことは出来るので、トイレには自分で行けますが、後はほとんどベッドに横たわり、見たいわけではないと言いながらテレビをボンヤリ・・・
さすがに困ったので先生に相談してお願いした点滴、三日目ぐらいからでしょうか・・・義母の表情が変わって来ました!
それと共に積極的ではないにしろ、用意したものを食べてくれるようになりました。
三食合わせても私たちの一食分にめ満たないような量ですが、それでも「味」が分かるようになったみたいで、果物を食べて「美味しい」と言う言葉も出ました。
いまだに毎回食べなくても良い言い訳が必ず一言二言ありますが、何とか一歩進みました。
「生きる」ことは「食べる」こと、食べ物を味わうことは人生を味わうことでもあるんですね・・・

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