2014年11月25日火曜日

言葉の不思議

今日はリハビリの日、いつも乗るJRの列車は午後1時半発、改札を通り、向かいのホームに行く階段の上下どちらかで必ず会う人がいる。
清掃スタッフのオジサンだ。
初めて会ったのは下りの階段、朝の通勤ラッシュならいざ知らず、私一人が上から降りて行くのにそこを無言で通るのは気が引けた。
瞬間、頭の中でいくつかの言葉が過ぎったが、どれが一番合うか迷った。
迷いながら階段を降り始め、一段一段どれにしようかと選んで行った。
結局その日は悩んだ挙げ句小声で「ご苦労様です」にした。
向こうには聞こえたか聞こえないか分からないが黙々と箒を動かしていた。
それから出会うごとに「ご苦労様です」と言っていた。
でも何だか変な気持ち・・・
「ご苦労様」というのは、上から目線でかける言葉、
どうも違和感があった。
「お疲れ様です」と言うのも知り合いではないので何か変!
後はひとつしかなかった!!
今日、階段の上り始めの辺りにその人がいたので、思い切って「ありがとうございます」とハッキリと聞こえるように言ってみた!
すると、私が通り過ぎるのを手を止めて待っていたその人から「はい!」と短く、でも確かに「ありがとう」は受け取りましたよ!という合図のような声が返って来た!!
やったぁ!
何だかそれだけのことに目の前がスカっと開けた気がした。
たかが「ありがとう」されど「ありがとう」、たった一言でこれほど気持ちの良い瞬間に出逢えるとは思っていなかった!
ほんとに「ありがとうございます」!!

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