今日は先日教えに行った幼稚園の園児たちの作品を素焼きするために、かつて私が通った陶芸教室に行きました。
33年前、何も知らない私を見事にネンドの魅力に巻き込んだ場所、周りは高いビルやマンションに囲まれ、そこだけ時代が止まっているようでした。
今でも教室があり、生徒さんの作品やネンド、釉薬、道具などが山のよう!
庭にあった大きな杏の木は今でもあるものの、日当たりが悪くなり、もう実はならないとか・・・
そういえば、昔は何かと言えば宴会、杏のお花見で一杯、杏酒が出来たから一杯、自由な雰囲気の中で様々な話題が学生の私には新鮮でした。
モノを作るということは、結果としてモノが出来ることが大事なのではなく、その過程がかけがえのない経験になるということを知ったのもこの庭です。
実がならなくなっても、黙って存在している杏、あの頃の記憶が次々と浮かんで来て、楽しい一日でした。
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