2015年5月23日土曜日

頑固な母?頑固な娘?

先週、電車内での話で、久々に一緒に出かけようと母が言うので、イタリア展をやっている間にということで今日になった。
80才半ばになっても洋服を買うことが趣味の母に、広島駅の近くにちょっと面白いお店があると言ったら行きたいと言うので、広島駅で待ち合わせをすることにした。
今、広島駅は改装中で、アチコチが変わっているので、それでなくても滅多に利用しない母には訳が分からなくなるので、降りたホームで待っておくように約束した。
時間を見ると、私が10:55に着き、母が11:01に着くのがあるので、私の方が先に着いて、ホームで降りて来る母を待ち受けるという手筈になっていた・・・予定では・・・
幸い今日は、呉線の遅延もなく、予定通りに55分に着いたので、母が乗って来るホームに移って、待っていた。
ほんの少ししてふと前を見ると、帽子を深く被って、下を向いてケータイを操作しようとしている人がいる。
顔は見えなかったけれど、どう見てもウチの母!
えっ!なんで???
急いで近寄って声をかけると、不満そうに「ホームで待っておくって言ったのに、いつまで経っても来ない。他の人はみんないなくなって私一人になったから、ケータイで電話しようと思っていたところよぉ。何でいなかったのぉ?」と聞くので、何でと言われても、私は時間通りに乗って、今着いたから、ここに来たばかり、お母さんの方が何で私より早く着いたのか、一本早いので来たんでしょ?と言うと、「いや、私はちやんと言われた通りの電車に乗った。時間を紙に書いて忘れないように持って来たから、絶対間違いない!」と言う。
「でも、45分に乗って、50分過ぎに着くなんて、絶対有り得ないよ。早いのに乗ったんだよ」と言っても「いいえ、私は絶対に間違ってない」と言い張る・・・
そして、さも、降りた時にいなかった私が間違ってるような言い方をする・・・
何度言ってもラチがあかないので、途中で言うのを止めた。
人は歳をとるごとに頑固になると言うけれど、それは本当だと思う。
数年前、私が一日中外出して帰宅したら、母から電話がかかった。
「何で、何回もケータイに電話したのに出ないの?」と強い口調で責めるように言う。
「えぇっ!お母さんから一度もかかってないよ。」と言うと、そんなことはない!
家にかけていなかったから、何回も何回もケータイにかけた。絶対にかけた!と言う。
「ケータイは、電話があったら必ず履歴か残るから分かるはず。でも、お母さんからは一度もない」と言うと、そのケータイが壊れてるんじゃないかと怒る・・・
用事は別に急ぎでもなかったので、その場はそれでしぶしぶ終了・・・
後日、弟に事の次第を話し、母がどんなかけ方をするのか確認してほしいと頼んだ。
結果、母は"これでもか!"というくらい番号を強く長押しするので、全然別な番号記号になっていた!
それを母に見せて、改めて操作方法を教え、一件落着・・
この手の間違いは他にも多数・・・
たぶん今回もそうだと思う。
仕方がないので、それ以上は言わない。
これが歳を取るということだなぁ・・・
写真を見ると、年々似て来る母と自分、私も行く道なんだなぁ・・・

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