2014年8月14日木曜日

いまを生きる

ロビン・ウィリアムズさんが亡くなられました。
映画オタクとまでは行かないまでも、映画好きの私にとってはとてもショックな出来事です。
何故なら、私はこの2本の映画に人生を支えてもらっていた、いや、いるからです。
長く辛い自分自身のトンネルで苦しんでいた時、過去に悔やみ、届かぬ未来ばかり望み、全身が焦りで固まっていました。
そんな時この映画を観ました。
その時はそんなにピンと来なかったものの、後からジワジワとこの言葉が自分の中に深く入って来たのです。
「いまを生きる」・・・
私は、過去と未来ばかり見て、今を無視していたのです。
素晴らしい未来、輝く未来、きっと自分にもいつかはやって来る!
だから、今は苦しくても、じっと我慢していよう・・・
しかし、そう考えている間は、私には輝く未来などやって来ませんでした。
未来は未来というものが有るのではなく、今の積み重ねが未来となるーこの当たり前の事実に気が付くのに何年にもかかりました。
そして、やっとこれに気が付いて、ノロノロと動き始めた時に観た映画が「パッチアダムス」でした。
紙に書かれた理論の文字をいくら何度読んでも、現実の出来事には当てはまらない事ばかり!
スパゲティのプールに浸かるおばあさんの笑顔は今でも忘れられません。
理想と現実の違いを認める勇気を与えてもらいました。
名優と言われる自分と、それに苦しむ自分、映画のように格好良く生きられない自分を認められない現実の自分・・・
人生とは、やっぱりどこまで行っても理想と現実の糾える縄のごとし・・・なんですね・・・

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