花眼

暖かい日が続き、山桜がどんどん上に向かって咲いて行きます。

ここに越して１１年、今でもあの時の感動は忘れません。

山のような引越し荷物の中、ふと山に目を向けると山がピンクに染まっています。

日を追うごとにそれは広まり、片付けでイライラしていた私の安らぎとなりました。

今朝のテレビ番組の特集は「老眼」でした。

今の私には一番感心のある事柄でしょうか・・・

老眼鏡をかけるようになって１１年、引越しと同時です。

ことごとく日々の生活に支障をきたし、眼鏡がこんなに不便だったのか・・・と実感。

‘うん、うん’と納得しながら見ていると、視聴者の方からのメールでちょっと嬉しくなりました。

中国では「老眼」のことを「花眼」と言うそうです。

そうかぁ・・・若い頃は何でも白黒付けて決めたがり、ずいぶんシンドイ生き方をしていた私、世の中はほとんどグレーで成り立っていることに気付き、少しは楽になりました。

そして、「ド老眼」になっている今、色んなことがアバウトになり、‘まぁ、いいか！！’の連続の毎日。

花も綺麗に見えるし、汚れたところは見えないし、アバタもエクボだし・・・

「花眼」っていい言葉じゃあ～りませんか！！