2016年8月4日木曜日

蘇る記憶

昨日は両親のデイサービスの日でした。
いつものように、ご機嫌で帰って来ると、母が更にご機嫌で「帰り際にびっくりすることがあった」と言います。
お昼ご飯もそこそこで、興奮して喋ります。
内容は、母が行った女学校に行った人がいたと言うのです。
年が9つも離れているので、その人が行った時には男女共学の高校になっていたそうですが、住んでいた場所が近かったようで、昔のことを言ったら全部分かると言うのです。
とても嬉しかったようで、今月から土曜日も行くことにしたので、また話が出来るとルンルンでした。
何せ、今から70年ぐらい前の話、しかも、場所は山口県の正明市(今の長門市)、目の前が青海島です。
その話から、私も子供が小さい頃、海水浴に連れて行ったことを思い出し、そう言えばあの時泊まった駅前の民宿旅館はまだあるのだろうか?と調べたら、何と!今でもちゃんとやってる!!
母が住んでいたという辺りをスマホの地図で探しながら、色々検索・・・
喋れば喋るほど記憶が蘇るようで、小さい頃は、SLの機関士だった(私の)祖父が家の近くを通る時は友達と線路のそばまで行って、手を振って見送るのが楽しみだったとか、夏祭りには祖母が娘三人にお揃いの浴衣を縫ってくれて、それを着て行くのが楽しみだったとか・・・
さらに父と母の出会いの話の詳細へと話は進み、母の頭の中は80年前~60年前の記憶で埋め尽くされていました。
もちろん、その中には戦時中の学徒動員の話もありました。
人間って、スゴいなぁ・・・と、最近の両親を見ていて、つくづく感じます。
同じ話もあるけれど、まぁ、それは仕方なし!
楽しい記憶はそれだけで人を若返らせるんですね・・・

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