2009年4月30日木曜日

十人十色の器達


今日は午前、午後、夜と一日陶芸の日でした。始めた時期も違い、作るものもそれぞれ違い、同じ課題でも人によって違います。それぞれが自分の器です。

私の教室は手びねりだけなので、電動ろくろは使いません。みんなでテーブルを囲み、おしゃべりしながら自分の作業を続けます。

30年あまり前、陶芸を始めた頃は、電動ろくろが面白くて夢中でした。いかに丸く作るか、いかに薄く削るか、そればかり追い求めていました。

子供の幼稚園で陶芸を再開した時も、いずれは電動ろくろに戻ろうと思っていました。でも、手びねりで作って行くうちに、いつしか指のひと押しひと押しが自分の心臓のドクッドクッというリズムと連動していることに気が付きました。高速で回る電動ろくろに自分を合わせるのではなく、自分の鼓動に指の動きを合わせる・・・この方が自分に合っているとなと思うようになりました。

電動ろくろのように均一には出来ない形、でも作っている時は断然この方が楽しいなぁ・・・

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