2016年12月21日水曜日

受け入れるということ

今、実家から帰りのJRの中です。
父の認知症が確実に進んでいます。
特にひと月前から、ガクンと認知度が下がり、モノの判別、歩き方、排泄コントロールが難しくなりました。
ある時は自分でつけたテレビの消し方がわからなくなり、リモコンを渡しても眺めるだけでどうするか分からない様子・・・ 
また別な日には、リモコンと長方形のデジタル時計の区別が出来なくなり、時計のボタンをアチコチ押して
テレビがつかないと持って来る・・・
湯量がたっぷりで熱いお風呂が好きな父は、湯船に浸かると、すぐにお湯の栓をひねってお湯を出します。
が、先日は湯船に浸かると「どうやったら、これは湯が出るんか?」と、栓を指差しながら叫んでいます。
ドアは開けているので、すぐ行って「ここをこうやって、ひねるんよ」と言うと、「そうか」と言いますが、また止める時は叫びます。
かと言って、それがいつもではなく、翌日には自分でテレビのリモコンも操作し、お風呂に入っても自分でお湯を出します。
所謂「まだらボケ」という段階です。
こうやって、段々と進んで行くんだなぁ・・・と、実家に行く度に感じます。
限りある日々は着実に減っているように思えます。
今は、穏やかに年が越せることを願っています。

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