縦と横

久々に現代美術館に来ています。
何を観に来たかと言うと、布と糸の展覧会です。
洋裁をする私にとって、布と糸は欠かせません。
と言うか、当たり前ですが、布と糸が無くては洋裁が始まらないのです。

元より、布が好きです💕
服の生地はもちろんのこと、バッグ、ハンカチなど身に付けるもの以外のインテリア類・・・カーテン、絨毯、ソファ、クッション、暖簾、マット、小さな椅子の敷物などなど、家の中を見回してみても、布に由来するものに囲まれています。

中身がどんなものか、あまり考えもせず、ただ観たいと思って来ましたが、作者の意図を読んでいると想像以上のことが色々と飛び込んで来て、とても面白かったです。

そして、私の中に「作りたい‼」という気持ちを掻き立ててくれました。
一枚の布、一つの立体を構成している糸、髪の毛よりも細い々一本の糸、しかし、その細く弱い糸が何本も集まり、更に縦横に絡まり、形になって行く・・・それは、ただ無機質なものの集まりではなく、空間と空間、目に見えない人と人を繋いでいることの「実際に見える形」なんだなぁと改めてハッとしました。

粘土もやっと手を動かし始めましたが、ため込んだ布をどうするか・・・楽しい悩みを歓迎します🎶