2012年12月5日水曜日

花散る朝

今朝の一番のショックは、やはりこの訃報です・・・東京に行く楽しみの一つは歌舞伎座で生の歌舞伎を観ることでした。
その中でも、一番のご贔屓は勘三郎さんと玉三郎さんでした。
中村勘三郎襲名披露の公演では初めて「口上」というものを体験し、またその後の「籠釣瓶花街酔醒」での玉三郎さんとの舞台は本当に感動しました・・・
そんなに詳しいわけではないけれど、やはりこの二人が揃う舞台は声の張り、演技のメリハリが圧倒的だったような気がします。
短い滞在日程でいつ行けるか分からないので前売り券は買えず、ぶっつけで行って幕見券という天井桟敷のような狭い席からの観劇でした。
しかし、歌舞伎座の前景を上から見渡せ、掛け声、鳴り物を実感出来るその席が大好きでした。
取り壊しの前に行った時には、たぶんこれが最後だろうと思ったので、当日券の指定席でちゃんと正面玄関から入り、お土産物売り場、各階のロビーや年代モノの廊下、ドア、客席などを存分に楽しみました。
来年4月、新しい歌舞伎座が出来るのを心待ちにしていたので、ほんとにショックです・・・

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